資金繰りの改善策


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本ページでは、資金繰り表を活用して資金繰りを改善していく方法について簡単にまとめています(2024年10月12日作成)。


余分な支出はないか吟味する

売り上げの入金金額が少ない月

借入をしたときの資金繰り表の例

売り上げの入金金額が少なく、現預金の残高がマイナスになりそうな月は、事前に借り入れをしておかないと資金繰りがショートします。事業を継続させるには、新規の借り入れをして運転資金を補填しなければなりません。

売り上げの入金金額が多い月

多額の支払をしたときの資金繰り表の例

運転資金に余裕があると、余分な支払をしがちになります。

 

運転資金に余裕のない時に借り入れを増やし、余裕のある時に使ってしまうことを続けると、借入金は増える一方になり、倒産のリスクが高まります。

 

資金繰り改善の一つ目のポイントは、運転資金に余裕のある時のお金の使い方です。売上の維持に必要な支払いなのか、将来の事業成長に必要な支払いなのか等を充分に吟味して余分な支払いを無くし、お金をストックしておき、運転資金に余裕のない時に増やした借入金の返済に充てることが大切です。 

節税対策

事業が好調な時は、節税対策をしたくなりますよね。ただ、節税対策の中には、事業者に『余分な支払い』を求め、資金繰りに悪影響を与えるタイプのものもあります。節税を資金繰りより優先させてはいけません。

将来の現預金の推移等を把握する

今後1年間の収支予想を入力した資金繰り表の例

資金繰り改善の二つ目のポイントは、今後1年間の収支予想の資金繰り表への記入を定期的に行い、経営判断に役立つ次のような情報を、常に把握することです。資金繰りに優しい計画を立てることができます。

  • 一年後に貯まっているお金の金額
  • 資金繰りが大変になりそうな月
  • 機械の購入代金を支払いやすい月
  • 社員を採用したときの資金繰りへの影響
  • 役員報酬の適正金額

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