本ページでは、賞与の計算方法について、その要点をまとめています。「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出している従業員に支給する賞与は、次の手順で計算します(2024年11月7日更新)。
①全国健康保険協会等のサイトで、賞与を支給する月に対応した社会保険料率表を開きます。
愛知県の社会保険料率表
(令和6年3月分(4月納付分)から)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r6/ippan/r60223aichi.pdf
②賞与の金額に千円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てます。
③②の金額に、健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料の料率をそれぞれ乗じます。
愛知県の令和6年3月分以降
健康保険料 : 10.02% ÷ 2 = 5.01%
介護保険料 : (11.62%-10.02%) ÷ 2= 0.8%
厚生年金保険料 : 18.3% ÷ 2= 9.15%
④③の金額に円未満の端数があるときは、50銭以下は切り捨て、50銭超は切り上げます。
毎月の給料と計算方法は同じです。
①厚生労働省のサイトで、賞与を支給する月に対応した雇用保険料率を調べます。
②賞与の金額に、雇用保険料の労働者負担分の料率を乗じます(賞与の金額について端数の処理はしません)。
③②の金額に円未満の端数があるときは、50銭以下は切り捨て、50銭超は切り上げます。
令和6年度の雇用保険料率について
①賞与を支給する月の前月に支給した給料の金額(通勤手当を除く)から、社会保険料・雇用保険料を控除した金額を求めます。
②国税庁のサイトで、賞与を支給する年の「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を開きます。
賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和6年分)
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2023/data/15-16.pdf
③②の算出率の表に➀の金額と扶養親族等の人数を当てはめて、賞与に乗じる 『算出率』 を求めます。
④賞与の金額から、社会保険料の金額と雇用保険料の金額をそれぞれ控除します。
⑤④の金額に 『算出率』 を乗じます。
⑥⑤の金額に円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てます。