実例紹介②


- 傾斜している駐車場 -

傾斜している土地

宅地造成費の金額

整地費

700円×1,423.3㎡=996,310円

 

土盛費

7,500円×1,309.8㎡×0.64m=6,287,040円

 

土止費

75,400円×149.35m×0.56m=6,306,154円

 

計 13,589,504円

対象地の三次元点群モデル①

この対象地は道路側の高度が高く、奥に進むにつれて高度が徐々に低くなっています。

 

傾斜角度は1.2度で3度を超えていないため、平坦地として宅地造成費を算定しました。

 

計算結果ですが、相続税上の評価額は72,279,608円となり、宅地造成費控除を考慮しないで評価したときと比べ、約1360万円評価額が下がりました。


評価の前提条件

愛知県内で令和5年中に他界

対象地の地積 : 1,423.3㎡

前面道路の路線価 : 9.3万円

普通住宅地区

宅地造成費の控除前

相続税上の評価額 85,869,112円

〔計算式〕

93,000円×0.88×0.97×0.76×1,423.3㎡

宅地造成費の控除後

相続税上の評価額 72,279,608円

〔計算式〕

85,869,112円-13,589,504円


対象地の三次元点群モデル②

付記

この対象地の三次元点群モデルは、無人航空機ではなく、手持ちのビデオカメラで撮影した動画を基に作りました。理由は、撮影時において対象地内に駐車場利用者の車が数台駐車されており、無人航空機が落下して車にぶつけてしまう万が一のリスクを避けるためでした。

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